子どもと一緒に感性を育てる 〜農業の楽しみ方〜

最近、素手で土に触りましたか?

今日、知人の畑仕事を手伝って、「農業っていいな」と感じました。

子どもたちにも触れてほしいと思い、子育ての観点から農業の良さを紹介します。

自分の感覚を言葉にできる


勉強をして語彙を増やすことは大切です。が、自分の言葉(思ったことを声に出す)ことは、机に座っただけでは、練習できません。

身体を動かすこと言葉にすることを一緒にするのがいいんですよね。

例えば、鶏の糞で作られた肥料。これが「クサい」

たらいに紐をつけた入れ物。

これを肩にかけて手で蒔いていきました。これがなかなか「重い」

ジャガイモの畑ですが、苗の合間ごとに先ほどの肥料蒔く。

手に取って一カ所ずつに蒔きますが、適量が「難しい」

肥料を撒いたら、水が流れるように溝を作ります。

この後、肥料が隠れるように土をかぶせました。

ずっとかがんで、一つずつ作業を行うため、腰が「いたい」

また、土のかたまりを崩すように土を揉み込み、「やわらかく」する。

肥料はにおいがします。たらいは5kg。適量を蒔く。土がかたい。これらを知っていることに価値はほとんどありません。

誰にとっても同じ知識(事実)よりも、自分が感じたこと(思ったこと)に価値がある時代です。

農作業には、思わず「重っ!」「これちょーカタい!」とこぼれるような言葉を発する場面がたくさんあります。

そこに、作られた感想や楽しみはありません。

何に楽しさを感じるのは、人それぞれ。どんな楽しみ方もOK。

農作業をしているときに、そのような言葉(「重っ」など)を否定する人はいません

自分から自然にあふれてくる気持ちを言葉にする体験をたくさんさせてあげたいものです。

感謝の気持ち・好奇心を育てる


「マグロが刺身のまま泳いでいると思っていた小学生がいる」と話題になったことがありました。

スーパーで切り身になった魚しか見たことがない子ども。彼らにとっては、そう思うのも無理もないかもしれません。

様々な業務が効率的になった現在、そのプロセスを実感する場面が少なくなっています。

だからこそ、野菜がどのように育つのか、種をまいて、肥料をまいて、水を撒いて、こういった一つ一つの手間をかけて、出来上がる。ボタンを押して、野菜ができるわけではないことを実感を伴ってわかることに価値があります。

そのプロセスがわかると、一つの完成品を見ても、そこに至るまでのことが想像できるようになります。物にかぎらず、サービスにおいても同じですね。

どんな人が関わって、完成品が出来上がるのか。この目に見えないところがわかるようになるのが、オトナになったときに大切なことです。

野菜に限らず、どうやってこの物はできたのだろうか。どんな人が作っているのだろうか。どんな大変さがあるのだろうか。と好奇心をもち、調べることで、その苦労がわかる人間になる。

そうなれば、自然と感謝の気持ちが育っていくんではないでしょうか。

まとめ


農業がいい、と思うと「体験教室に参加させようかな」と考えたくなります。

しかし、体験型でお金を払うより、田舎道を通ったとき農作業しているおじいちゃん、おばあちゃんに話しかけて「ちょっと手伝わせて」と話しかけた方が絶対面白い。

以前、田舎に帰ったときに、家の近くから牛の鳴き声がしたので、ふらっと子どもをつれて覗きにいった。

「ちょっと見ていいですか」と聞くと、快く中に入れてくれ、牛を見せてくれた。

しかも、頼んでもいないのに、牛の体調の見方、出産の様子、その方がなぜ牛を育てているのかを語ってくれた。(その方は「牛の瞳が魅力に引き込まれた」と熱く語ってくれた)

しまいには「これもってきな」と缶コーヒーまでもらった。

日本の田舎っていい人ばかりですよ。お年寄りって細かいこと気にしない。

私は年寄りだから、と他人との違いを気にしない。逆に気持ちいい。

用意された楽しみもいいですが、たまにはその場のノリ的な楽しみもいいものですよ。

では、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. いたずらきかんしゃ より:

    共感するなぁ。